2024/03/03

コイコイコイコイ♪

 トヨタ車体クインシーズの皆様、長いシーズンひとまずお疲れ様でした。

年明けあたりから見違えるように良くなっていて、出てる選手一人一人が軸というか、それぞれの持ち味が掛け合わさってチームとして高いパフォーマンスが出せているというのが目に見えて分かる場面が明らかに増えてましたね。

勝敗的に言えば、前半戦も後半戦も同じ6勝5敗なものの、内容的には後半戦の方がずっと良かったし、上位チームとの差も少しずつ埋まってきた印象で、その集大成としてのファイナルステージ、特に久光との試合は総力戦という感じでかなり面白かったです。

まさかのS4スタート、髙佐選手とアダムス選手の23センチ差くらいのマッチアップ(危)で、肉を切らせて骨を断つというチャレンジャーらしい戦い方(?)でしたし、まぁ、実際の所、ハッタヤ選手や長野選手とのスイッチ、大川選手サーブ時に鍋谷選手の投入、ディグでの頑張りなどの甲斐もあって、終わってみればそんなに肉も切られてないというか、むしろ、シーズン成績の平均以下に抑えてました。この戦い方において一つの鍵になる対角のファンヘッケ選手も凄かったし、全選手が期待通りかそれ以上の活躍で大事な試合を一つだけでもモノに出来たのは収穫ですね。

・・・そう言えば、昨季、相手OP後衛時にデディケートしてレフトブロッカーが相手のクイックにコミットするフリをする(タマにそれに意識持っていかれたり)とか、↑の髙佐選手のセンターブロック(主に相手の真ん中の攻撃がバックセンターだけの時・・・w :見直したら見間違えてるカモ)とか、発生している駆け引きの癖が凄いこの手の戦術って岡村コーチの発案でしょうか?この辺は数字的なことも含めて、詳しく知りたい部分でもあります。サマーリーグでのハイブリッド6、全てはこの日のためだったんですね(違)。

それと、キャプテンの鴫原選手は攻撃面で飛躍の年になりましたね!そう遠くない過去、手が届きそうで届かなかった所に到達するには、あるいは、長い連敗から脱出するには、レフトがハイセットの局面でどれだけ決められるかというのが課題として常にあって、入団時からずーっと頑張っているのを見て来たので(試合中のみ)、よく決まる日が年々増えて来ているのは嬉しいし、久光戦の5セット目は完全に左を制してましたね。大川選手ら後輩アタッカー5、6人もどんどん続いて欲しいし、先輩達の巻き返しにも期待しています。未来は君等の手の中。

あと、もう一つの明るい話題としてはミドルの復権ですね。ハッタヤ選手も好調でしたし、年明けから長野選手が謎に覚醒してたんですね。最初は「相手も少し小さいしな」とか思ってたんですが、気付いたらずっと良かったです。多分、出場セット数の関係でランキング外になってますが、それを都合良く無視させて貰うと、アタック決定率ではハッタヤ選手に次いでリーグ全体で4位、サーブ効果率も3位とかのはず。調子が良ければ無制限に近い感じで上げて良いミドル対角は結構久々で、パスの返し甲斐、グッドタッチの取り甲斐のある後半戦の立役者の一人でしたね。

そういう訳で、来季も今季以上にホッコリとする試合が多くなることを期待しています。

GO!クインシーズ👑

2022/07/04

VNL2022

 今の女子代表がやっているバレーにどういう感想を持つかは人それぞれだと思いますが、自分は正直あまり面白いとは思ってなくて・・・

というのも、昨季のキムタクJAPAN👸🏻(遅ればせながら、その節は本当にありがとうございました)で、かなり決まっていた31(21)と51(古賀選手)のアレが信じられないことに禁止されちゃってるんですね。

最初は世界バレーまで取っておくのかな、と思っていたんですが、1週目のアメリカ戦で関選手が相手ブロックのプレッシャーに耐え切れなくなって(?)31掠め51で釣りに行った時の監督のリアクションやベンチでの指示を聞くに恐らくそうではなさそうです(「危ないからやっちゃ駄目」←2回くらい釣ったのも見えてないようでした😡)。

要するに、S5、S4、S2みたいなローテでミドルをシフトレフトにしたまま、相手ブロッカーの視線が一度集まった方に上げるのはヤバイと思っているはずで、それは間違いではないでしょうけど、この去年の動画ではどうでしょう?めっちゃ鮮やかに決まってるじゃないですか(3分あたりから頻出)。今の古賀選手くらいのはやさがあれば、裏技じゃないんですよ(9ページ下三行から)。

男子でもこの手の攻撃をどげんかせんといかんいうことで、ここ数年ウケるブロック戦術が出てきていますが、その攻撃自体が1試合を通して完全に攻略されているのは見たことありませんし、そんな切り札を最初から捨てるって・・・無理があーる。

今思えば、古賀選手ほどはやい攻撃をする選手はいなかったのでセット軌道の紛らわしさのレベルはもうひとつだったかもですが、そういうことを多めにやりたがるセッター、自分が意識的に見始めた2期目以降、全員落とされてますね(闇)。

勿論、より多く釣ったチームが勝つという競技ではありませんよ。でも、例えば、オポジット(オクム選手とか)にバック・ライトから打たせるとして、ブロードも混ぜながら、フロント・レフト側でこういう釣りがあるのとないのとでは全体的な効果率がどれくらい違うのか、実は全く変わらないのか、そういうことは一切考慮されてないっていうのが一つの大きな萎え所としてあるのは間違いありません。

負けが混んで来た3週目以降、林選手がスロットAあたりに入ってることもありましたが、実際に上がらなければあまり意味ないですし、ブロード、中央バック、レフトの3点攻撃もリードで見間違う要素はほぼないので、とにかくレフトだけには絶対に2枚付ける、ということを徹底されるだけでかなり厳しくなってくる印象でした。

1、2期目とは少し違った意味で、セット軌道に関係することについて監督に何も言えないコーチ陣のポイズンさには嫌気が差しますし、監督の現役時代からの思い込みのせいで違和感しかないバレーが続くのも本当に残念でなりません。

2020/04/12

釣りバカ日誌


・トヨタ車体クインシーズ S6
https://youtu.be/h7nBFMbYHhc?t=1280

31掠め51。嬉しそうな荒木。


・フランス男子 S5
https://youtu.be/gLyDhjT476E?t=115

こういう数字スロットの方にアタッカーが3枚固まっているローテで、相手ブロッカーらにそっち側の攻撃に対する反応の手掛かりを与えられていても(サーブを打たれていても)、逆サイドでアイソレーションしている選手で勝負というセオリーを使わずに、敢えてセット軌道の紛らわしさでサイドアウト を取る割合がここ何年かで増えてるカモしれませんね。特にフランスは「いい加減にしろ(笑)!」ってくらいコレばかり。


・ジャパン男子 S4
https://youtu.be/ipu3mZCRD4U?t=21

11掠め21bick。たしか、この場面、解説の川合が「アメリカが珍しくヤマを張って来ている」みたいなことを言ってました。また、この後、アメリカに同じようなことをやられた時に、ミドルのクイックに遅れて釣られてるだけの山内に「頑張ってバックアタックに付いて行っている」とも(悲)。


・アメリカ男子 S3
https://youtu.be/b1mryAbSot4?t=178

一時期、凄い憧れてました。


・イタリア女子 S2
https://youtu.be/OEY0xjzTFNQ?t=160

ピエトリーニ、可愛いですよね。マリノブも成長してますし、女子代表の中では一番楽しみなチームです。あとは、掠め上げをブロッカーの脳裏に掠めさせて掠めない・・・要はタメてそのままクイックの決定力を高めたいのと、なんかタマに二段が無意味に速い時ありませんか?個人的にアレがちょっと・・・。


・ポーランド男子 S1
https://youtu.be/edtgBmOhPrw?t=1778

31が脳裏を掠める21bick(?)。横から見ると、「ルーカス、ちょw」って感じもしますが、縦から見ると・・・まぁ、しょうがない気もしますね。ちなみに、↑のアメリカのbick集の一本目もビラレッリ(?)が同じような攻撃にナハナハってなってます。

2019/09/20

ワールドカップ2019

まず初めに、モントルーの後、代表に対して余計な期待感や安心感を持たせかねない記事を書いてしまい、本当に申し訳ありませんでしたm(_ _)m

中田久美の破壊力を舐めてたわけではないのですが、それにしてもまさかこんなことになるとは・・・。

ここ5戦ほど観て何がダメかと言えば、やはり、2019年にも関わらず、未だ脱していないAパス主義のせいで攻撃参加し難いアタッカー陣、そして、それに伴うNGパス(ネットギリギリに返すパス)で単純にセッターが上げ難くなっていることがあると思います。

監督のタイムアウト中の発言(「一本目をちょっと浮かそう」みたいなの)や、実際の試合を観ても「一本目を低くしない」「高く上げている選手も放置」という変更点は感じますが、肝心の「短くても、多少乱れても良い代わりに高く」という思考が何故か抜け落ちている模様・・・。

結果、パスが返らずにちょっと追い込まれただけで、無意味に動揺し、縮こまり、半泣きになりながら低く返す選手達・・・ホントなんすか・・・これ。こんな姿を見せられても、バレーの楽しさなんて絶対に伝わらないですよね。

以前、中田久美がバレー学会か何かのシンポジウムで色々と質問された挙句、答えに詰まって「(サーブレシーブは)どこに返ろうが関係ない」と叫んでいましたが、その精神を今こそ選手達に注入して欲しいですよ。せっかく、石井古賀石川黒後もいるんだし良い機会。

野球でしょうもないエラーをした選手が次の回でホームランをかっ飛ばしてミスを挽回すると盛り上がったりしますけど、サーブレシーブを崩された選手が2、3枚のブロックをハイセットでブチ破るのも同じくらい盛り上がる場面であって欲しいです。大抵の選手ってこういう時、微妙な表情をしてますし、その気持ちは分かるものの、もっと馬鹿騒ぎしてたらアホっぽくて人気が出るんじゃないでしょうか。

なんか話が逸れてきましたね・・・。とにかく、サーブレシーブを任されているなら、わざとミスるくらいのサービス精神は必要だし(←応援してるチームの選手がガチでやっていたら頼むからやめてくれと言うでしょうが)、たった今ミスをした選手が、その数秒後にヒーロー、ヒロインになってるのがバレーボールでしょ。

一刻も早く放送事故が止まることを願うばかりです。

あと、渡辺アナリスト、ちゃんと仕事してください。
http://jsvr.org/archives/pdf/issue/18/jsvr18pp40-45.pdf

2019/05/19

モントルーバレーマスターズ

シーズン始めの何かの記事で中田久美が突然「ファーストタッチ」という言葉を使い出していたり(←この人、以前から新しく知った言葉をすぐ使いたがるという点で良い意味ミーハーなので、そこを上手く利用出来ると好都合かも)、インスタで練習風景を見るに、昨年、アジア大会惨敗後もなおアンテナのちょっと上に張り巡らされてい例の紐も遂になくなった模様。

更に、ウォーミングアップ程度ながらセッターも「添い寝」していませんでしたし、どういうわけか車体の岡村アナリスト💻も加わっているしで・・・これらの事がタマタマではないのであれば、何らかのポジティブな力が働いているのでは?・・・とか思いながらモントルーをボンヤリと録画で観戦していました。

で、結論だけ言えば、選手起用などに疑問はあるものの、それほど悪くないバレーになっていて胸を撫で下ろした次第です(久光の選手だけ微妙w)。少なくても、選ばれている選手が窮屈なバレーで調子を落としたり、自分の持ち味を見失ったりというようなネガティブな事が起きる気配はほぼありません。

何より、スタッフが選手達に良いプレー、悪いプレーをしっかりフィードバック出来ているのか(?)、気のせいか日増しに試合内容が良くなっていくという、ここ2シーズンでは見られなかった傾向があるように感じましたが(決勝は未見)、どうでしょう?

もしそうだとすれば、これって代表としては奇跡的な事ですよね。今までなんか(眞鍋時代含め)監督の描く理想像が無茶苦茶なせいで、あるいは、大事な試合の勝敗の要因を何故かさっぱり分析出来てないせいで(←素人目にも一目瞭然だったりするのに)、試合ごとに明暗が分かれていましたし、全ては選手、特にセッターの良心次第みたいなところがありましたから。

昨季の世界バレーなんかも、大会半ばくらいのドイツ🇩🇪戦がピークではなかったでしょうか?それ以降、失速したのは、ミドルのクイック以外はわりかしちゃんとセットしていた田代に対して「トスが浮いてきているから抑えて」とか意味不明な指示を出していた監督のせいでしたし(ちなみに今季、低イックは少ないです)、1年目も冨永に同じような悲劇が起きていました。

・・・まぁ、今も「なんか頓珍漢なこと言っとるな」と思うことはあるので油断は禁物ですが、とにかく、選手第一、という最低限の所だけはクリアしてくれたようでホントに良かったです。馬鹿げたことをさせていた監督に対して、不作為の幇助・・・見て見ぬ振りをせずに一肌脱いでくれた方がいるのであれば感謝しかありません。ありがとうございます。

2018/03/17

DAZNの実況・解説とか

個人的に今季はシーズンの大半をDAZNで観戦し、後半の6試合くらいだけGAORAとNHK BS1での観戦となりました。で、後者の方で急激にイライラが増したことでふと思ったんですけど、もう既に実況・解説のレベルは完全にDAZN>テレビになっちゃってるカモしれませんね。

例えば、GAORAだとミドルがスロット3とかに入り、セッターがスロット5のレフトに上げると、どちらのアタッカーともファーストテンポだったとしても、条件反射的に「時間差」って言っちゃうじゃないですか?でも、DAZNのアナウンサーは最近バレーを見始めた若い方が多いせいか、そんなことを言ってる人はほとんどいないんですね。

むしろ、「前3人のアタッカーは全員囮でした!」とか「アタッカー4人が入っているのにセッターのツー!」とか見たまんま、ありのままのことを正確に伝えてくれる、まさに実況、という感じの人が増えて来た印象です。

逐一、名前をチェックしながら観てる訳ではないので間違ってるカモしれませんが、福田浩大アナなんかはその辺シッカリしていたと思いますし、矢田部ゆかアナにしてもローテーションの事などリアルタイムで触れてナンボな所に意識的で助かります。

で、そういう実況に見合う解説者がもっと出て来るといいな〜とは思うんですが、ツイッターから仕事をゲトって来た元・堺の伊藤信博さんは噂通り間違いなかったですね。シーズン半ばの上尾、主に、新人選手のファーストタッチが「速い低い」になっていて、その影響からか冨永選手がアンダーでばっか上げるようになってた日があったんですが、それに対してめっちゃ的確にダメ出ししてくれてました。

で、その翌週以降、チームとして持ち直して来たりして・・・もし、スタッフ陣がウッカリ見過ごしてしまっていたことを解説の指摘によって気付かされ、修正を図ったのであれば、そんな素晴らしいことはないなと。まぁ、実際のところ、どうだったのかは知りませんが・・・。

5月から始まるネーションズリーグも中継してくれるのであれば、解説は伊藤さんにお任せしたいです。正直、昨季の全日本女子の試合はほぼ観てないんですけど、自分が観た数試合に限って言えば、トゥルスリらしく居眠り運転で逆走という、いきなりガイチさん越え状態だったので、何とか食い止めて貰いたい所です。アスリートとして最も動ける時期にトゥルスリの寝言に付き合わされる選手が気の毒で仕方ありません。

そんな中、元セッターでもまともなことを言ってくれる解説者もいまして・・・横山雅美さんは今季、セッターに対してうるさ型のオバハンというキャラを確立させつつあって良かったなぁと思います。上げ急いでしまったり、低くしてしまったり、外国人頼みになってしまうセッター心理に理解を示しつつも、ダメなものはダメと、ひたすらツッコんでくれてましたし、喋り出すと止まらないタイプなのか、時々、「まぁまぁ」と宥めたくなることもあったほどでした。「止まるトス」についても言及してましたし、この方は続投&出番増でお願いしたいですね。

それと、ヨーコ・ゼッターランドさんも結構面白かったです。「車体のアタッカーはデンソーのアタッカーのように絡んだりはしないけど、決まった所に常に全員が入って来て、ココに上げていいよ〜、ココにも上げていいよ〜、という状態になっているので、セッターは楽なはず」「それが故に、ファーストタッチを高くしているんだと思う」と、シンクロ攻撃、スロットなどの用語をご存知なのかどうかは知りませんが、コートで何が起きてるのかをしっかりと把握はされてるんですね。ちょっと気を許すと、「もっと縦のB!」とか言っちゃうんですけど、声が妙にエロいせいか、新種の下ネタのようにも聞こえ、なんか笑っちゃいました。

逆に「なんかヤバイな」と感じることが多かったのは、前田健さんですね。スーパー全力助走でバックアタックに入ったがためにカバーに入るのが遅れてしまった選手に対して、「今のは〇〇君の怠慢ですね〜」とか、なんでそうなるのか理解に苦しみますが、頑張っている選手に対してほど失礼な発言が多かったと思います。月バレとか一度も買わずに来て正解でした。

最後に、伊藤さんをフックアップして来るくらいアンテナを張っているのであれば、この過疎ブログからの要望も奇跡的に通るかもしれないってことで、いくつか書いておきますが・・・

最近、GAORAで元・車体の藤田さんや元・NECの秋山さんと、わりと最近引退したセッターの解説がそこそこ好評を得ているのに対抗すべく、元・上尾の土田望未さんあたりを呼んでみるのもオツなんじゃないでしょうか?アタッカーの最高打点で打たせるということに限って言えば、ここ最近のセッターの中ではピカイチでしたし、コミュニケーション能力も高く、ユーモアもあるので面白い話が聞けると思います。

あと、陰のゲームメイカー的な役割があるからなのか元リベロの解説も思わぬ発見があったりするので、最近バラエティに結構出てる気がする滝沢ななえさんや吉田真未さんあたりも良さそうな気がするし、たしか愛読書が「セリンジャーのパワーバレーボール」(笑)だったはずの沼田さくらさんとかも良いカモしれません。敢えて、まぁまぁゲスいセレクトにしているので、加入者増加も見込めるハズ・・・。

・・・というわけで、来季も更に良い中継になっていることを期待しています。

2018/01/28

トレトレトレトレ♪

トヨタ車体クインシーズの皆様、チーム史上最高順位でのレギュラー・ラウンド突破、おめでとうございます!!

開幕スタート・ダッシュには成功するも、5連敗あり、4連敗ありと苦しいシーズンではありましたが、たとえ、スト負けでも、相手チームの得点源を抑え込むことには一応成功していたり、サーブ戦術に終始ニヤニヤさせられたりと、もし、帳票で多治見監督が「今日のところはこれくらいにしといたるわ」と池乃めだかバリにイキっていたとしも別に不思議ではない試合も結構ありましたし、その辺は昨季と一味違いましたよね。

特に12月に入ったあたりから、チーム内でナニがあったのかは知りませんが、士気が一段上がったように感じましたし、より溌剌とプレーする選手の姿も印象的で・・・まぁ、それが即、勝利に繋がっていたかはともかく、なんかイイ感じになってたんですよね(漠然)。3レグ頭の久光戦なんかはホント大熱戦で逞しいチームになったなぁとワクワクしましたし、皇后杯優勝👸も自分はガチであると思っていました。で、それをキッカケに年明けから捲って欲しいなぁと思っていたら、怒涛の5連勝!!

これもチーム全員の頑張りのおかげなのは間違いないですが、敢えて、何人かピックアップすると、ここ最近は小田の好調が目立ってますよね。あまり派手さはないんですが、ドラクエで言ったら僧侶みたいな存在で、いてくれると主に守備面で何かと助かりますし、全滅(完敗)のリスクが確実に軽減されるような気がしています。

特に3レグの上尾戦は素晴らしかったですね。第5セット、2ー7という不味い状況から7連続得点をキッカケに逆転勝ちしたんですけど、アレって、まぁ・・・上尾がS1でもポジション2のカルカセスをレフトから打たせることで生まれる歪み、そして、ソレを突く荒木のサーブがキレキレだったのがポイントでしょうが、返ってきたボールを小田が一撃で仕留めていたってのも大きかったはずです。

吉田監督の有名な論文に「ファースト・サイドアウト力よりもファースト・トランジション力がゲームの勝敗を大きく左右する」みたいなヤツがあったと思いますが、皮肉にもまさにその通りの展開(笑...ちょっと悲)。しかも、3、4本くらいしか上がってなかったとは思いますが、決定率は100%のはずで、コレが噂に聞く東海大名物・勝負所での小田無双かと。最終戦ではブレイクしているわけでもないのに、連続でサーブを打つというボケもカマしてくれましたし(勿論反則)、なかなか侮れない選手です。

それと、キャプテンの高橋も怪我明けからはほぼずっとイイっすね。特にチーム全員の2段の精度がまずまず上がっているというのが大きいでしょーが、そういうボールを自信満々でブチ込めるようになったのはデカイと思いますよ。

昨季、ファイナル3まであと1勝という所まで行きながら木村のレフトオープンに白目を剥かされたことからも分かる通り、結局、左を制するチームがゲームを制するみたいな所があると思いますし、そういう面で頼もしいレフトになりつつあるかと。実際、会場でも「おみゃーがうちのエースだがや」という声がよく聞かれるようになって来ましたし(嘘)、それほど得意ではなかったはずのサーブもここの所、結構な得点源になってますよね(嬉)。安定感が出て来たサーブレシーブ含め、苦手なプレーから目を背けない向上心には前から好感を持っています。

少し気がかりなのは、元々、彼女って前衛の時よりも後衛の時の方が決定率が高いっていう迫田型の選手だったはずですが、新体制になって以来、何故かそこだけはスランプに陥っている節があるし、今季もそれが復調しているのか確認できるほどは上がってないんですよね。無くても勝てるというなら別にいいんですけど、1試合に2、3回は「今のは高橋だろ!」って場面はありますし、単純にもっと打つところが見たいですよね。

まぁ、その辺の配球の問題や、ネリマンの打数に関しても、チームとして課題にしているとは思いますし、今季、正直、ひ〜が〜ね〜!(like アンガールズ田中)と思うことも多かったですが、ファイナル6ではきっと仕上げてくれてるだろうと信じていますし、ここまで来たら当然テッペンを狙って頑張ってほしいです。引き続き、応援しています。